1.数式処理
Mathematicaの起動は、
[スタート] ⇒ [すべてのプログラム] ⇒ [Mathematica 5.1]
⇒ [Mathematica 5.1]
です。または、デスクトップのショートカットをダブルクリックします。
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a) Mathematica を電卓代わりに使おう!
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ウィンドウ「名称未定義-1」がアクティブになっていることを確認し、
1+1を入力してみましょう。
こうなりますね。最後の「1」の後の棒は点滅しているはずです。
次に[Shift]を押しながら[Enter]を押します。
するとしばらく考えてから答えが出ます。
(Mathematica 起動後初めての計算は時間がかかりますが、
次の計算からはさくさく動くはずです。)
各自、四則演算(*(掛け算の記号)は省略可)、べき"^"など、
いろいろ試してみましょう。
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b) Mathematica の組込み関数
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Sin[ ], Cos[ ], Log[ ], Sqrt[ ]
など、必ず大文字で始まります。
- 例1:
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4の平方根を計算してみましょう。Sqrt[4] [Shift-Enter]
と入力します。
([Shift-Enter] は[Shift] を押しながら[Enter]を押すの意)
- 例2:
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sin(π/2)を計算するには、Sin[Pi/2] [Shift-Enter]
と入力します。
- 例3:
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sin(π/3)。どうなりますか? 表式ではなく値を求めたいときは、
次の近似値を使います。
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c) 近似値
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近似値を求めたい式に続き、//N
(スラッシュ2つに大文字のエヌ)を入力します。
- 例1:
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sin(π/3) の近似値。
- 例題:
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それぞれの近似値と近似なしの答えを求めてみましょう。
2の平方根、2の100乗、100の階乗。
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d) 代数演算(式の展開と因数分解)
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- 例1:
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(x+1)^2 と入力してみてください。どうなりますか?
また、上の計算の直後に Expand[%]
と入力しましょう。
% には直前の計算結果が(自動的に)入ります。
次に Factor[%] と入力します。元に戻りましたか?
- 例題:
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各自例題を出して、展開、因数分解をしてみましょう。
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e) 注意事項
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- 括弧について:
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小括弧()、中括弧{}、大括弧[]は厳密に区別されます。
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数式の中で使える括弧は、小括弧() のみです。
大括弧 [] は Sin[x] のような関数用に予約されています。
また、中括弧 {} は関数の中でオプションを与えたり、ベクトルや行列を定義するために予約されています。
a*{b*(c+d)+e} のような使い方はできません。
必ず、a*(b*(c+d)+e) としてください。
- ギリシア文字について:
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数式の中では全角文字は使えません。ギリシア文字は専用のパレットを用いて入力します。パレットを消してしまった人は、
[ファイル] ⇒ [パレット] ⇒ [基礎的な入力]
で表示させることができます。
- かけ算について:
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かけ算の記号*は省略することができますが、
必ずスペースを入れるようにしてください。たとえば、
a*b は、a bと書きましょう。abとスペースを入れずに書くと、
abという一つの文字として処理されます。
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